一般社団法人 桑名青年会議所

常任理事所信

理事長 満仲 寛樹

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理事長
満仲 寛樹

【はじめに】

桑名青年会議所は、1952年5月13日、戦後復興に向けて歩み始めた時代に、地域経済の発展、ひいては日本経済の自立を目的として、この地域を愛する7人の発起人と31人の賛同者により、全国で34番目、三重県内では最初の青年会議所として誕生しました。

現在の桑名市は、平成16年に旧桑名市、旧桑名郡長島町、旧桑名郡多度町が合併し誕生しました。そして、桑名青年会議所も時代とともに運動範囲を広げていき、今ではこの3つの地域以外にも木曽岬町、東員町を含めた地域において「明るい豊かな社会」の実現のため、地域の中心となって運動を展開し、その高い志と伝統は先輩諸兄の情熱ある行動をもって連綿と受け継がれてきました。

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の流行は、世界中の社会や人々の生活を一変させました。しかしながら、桑名青年会議所は、そのような状況化においても様々な変革を行い、歩みを止めることなく進み続けてきました。新型コロナウイルスワクチンの普及により新たな時代が大きく動き始めます。この新たな始まりとなる2022年、桑名青年会議所は、創立70周年という大きな節目の年を迎えます。新型コロナウイルスによる閉塞感からの脱却は、第2の戦後復興ともいえると思います。今こそ国や地域の再建は我々青年の役割であるとの熱い想いである創始の精神に立ち返り、新たな時代を切り開くべく情熱をもって行動します。情熱ある行動があれば先の見えない状況においても尻込みすることなく率先して一歩を踏み出すことができます。皆で勇気をもって一歩踏み出し、道を作り、地域に広げ、社会を切り拓いていきます。

【創立70周年を迎えて】

桑名青年会議所は、本年で創立70周年を迎えます。我々が70周年を迎えることができるのも、創立より現在に至るまで様々な形でご支援をいただいた地域関係者の方々のご理解と、歴史と伝統ある桑名青年会議所を高い志をもって受け継いできていただいた先輩諸兄の不断の努力の賜物です。創立70周年事業において、地域関係者の方々や先輩諸兄に敬意と感謝を示し、くわなのために日々修練を行い邁進し続けていく我々の姿を見せていきます。

また、桑名青年会議所は、創立60周年時に『まちに夢を まちに笑顔を まちに力を!』の下、『夢にあふれ心豊かなひとづくり』、『笑顔にあふれ、ひとが集まるまちづくり』、『己の成長をまちのカヘ』という長期運動指針を、創立65周年時に『活』の下、『活力あるひとづくり』、『活気あるまちづくり』、『JAYCEEとしての活発な活動』という中期運動指針を掲げ運動を展開してきました。創立70周年を迎えるにあたり、我々の運動を振り返り、実現出来たか出来なかったかに留まらずよりよい方向に向かっていくために今後何をすべきかという観点から検証し、我々の運動方針を発信していきます。

新型コロナウイルス感染症を乗り越えた先の時代、アフターコロナ時代には、今までと一変した社会が広がっていきます。しかしながら、そのような時代・社会であるからこそ、くわなに生きる我々の地域性、独自性、地域でのつながりがより一層重要となるはずです。自存自衛の精神の下、くわなを守り、育て、発展させていくため、また我々が一体感をもって同じ目的に向かって運動を展開するため、アフターコロナを見据えてゼロからのスタートをきる思いを持ち、今後に向けた明るい豊かなくわなのために我々の進むべき運動指針を創設し、勇気をもって新たな一歩を踏み出していきます。

【三重ブロック大会の開催に向けて】

本年度、桑名青年会議所では第52回三重ブロック大会を主管いたします。三重県内最初のLOMとして公益社団法人日本青年会議所2022年度東海地区三重ブロック協議会会長の想いをしっかりと受け止めた上で、くわならしく三重の魅力や可能性を見出だせるよう一致団結して成功に導いていきます。

また、創立70周年事業と合わせて、三重ブロック大会の主管をすることにより、三重県の方々をはじめ多くの皆様が来桑し、三重の中でのくわな独自の魅力を発信する絶好の機会です。ブロック大会運営の中で他のLOMをおもてなしをすることで新たな友情が育まれるよう、来桑者に対して三重の魅力の再発見とくわな独自のおもてなしをしていきます。

私の尊敬する高杉晋作の言葉に「苦労する身は厭わねど 苦労し甲斐のあるように」というものがあります。本年は創立70周年と三重ブロック大会の主管という大きな事業が2つもあります。どうせ苦労するのなら成功のためにそして自身の成長のために苦労し甲斐があるように行動していきましょう。

【地域の皆様との新たな関わり】

桑名青年会議所は、地域に生きる団体として、地域の皆様と関わり、ご理解とご協力をいただき様々な事業を展開してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の流行により一部の事業が中止となり、新たな関わり方や取り組み方を模索しなければならない状況となっています。我々が地域において継続してきた様々な事業はその存在意義が失われたわけではありません。

しかしながら、アフターコロナ時代において、事業の存在意義を保ちつつ実際の活動につなげていく上では仕組みを変えていく必要があり、いつの時代でもJCは社会問題の解決と持続可能な地域づくりに貢献しなければなりません。誰もが幸せに暮らせ、笑顔溢れ、幸せが生み出し続ける仕組みや体制を見直す絶好の機会とも言えます。今後も桑名青年会議所が地域の皆様と関り、地域に必要とされる団体であり続けるために、事業の趣旨を踏まえた新たな転換と地域の皆様との新たな関わりを損得だけで物事を考えず、人を愛し、人のために無条件で奉仕できる団体であり続けます。

【自らの成長のための会員拡大】

桑名青年会議所は創立70周年を迎えますが、本年の期首会員は創設時の約半数の人数となります。会員拡大は青年会議所運動そのものです。桑名青年会議所が今後も地域で必要とされ続ける団体であるため会員拡大が不可欠です。

新たな同志は組織に新たな風を起こし、既存会員に初心を思い出させ、人と人とのつながりを生みます。三信条を実践する組織においては、会員が多ければ多いほど自己の学びとなり、また成長の機会を創出することができます。新しい会員が増えればそれだけ新しい価値観に触れる機会に恵まれ、新鮮味や独創性が溢れ、多様な価値観が育まれます。会員拡大は何よりも自らの成長のために不可欠という危機感をもって取り組んでいきましょう。明るい豊かな社会の実現という大きな目的達成のためには一人でも多くの希望に満ち溢れた同志が必要です。SNSの普及や新型コロナウイルス感染症により人との関わり方が変わった時代、社会への不満や不安を感じながら、言葉も行動も示せない、あるいはSNS上での言葉だけしかもてない若者に行動を起こさせれるのは、社会に対して意見や提言ができ、世界各国の至るところで地域に対して運動を行い、それら全ての団体と繋がりが持てるのは青年会議所しかありません。我々は情熱を行動にでき、行動することによって社会を変えることのできる団体です。このような素晴らしい団体に一人でも多くの若者を巻き込んでいき、経済をリードしながら、互いを思いやれる社会発展のためにまちや自分以外の人に奉仕を率先して行える地域のリーダーを増やして行きます。

【ダイバーシティなJAYCEE、対応力豊かな会議体】

ダイバーシティとは「どんな人でも受け入れられること、誰もが相互に尊重し貢献をしていくこと、この両方が共存して初めて推進することができる」と理解しております。そのために一人ひとりが相手の価値観の理解に努め意見を尊重していくこと、積極的かつ能動的に意見を述べて相互理解に努めること、想いを共有し貢献していくことが何事においても大切であると考えおります。

青年会議所は会議する場であり、合意形成の場であり意思決定の場となります。そして、会員は会議に出席し合意形成の過程を経験し意思を揺るぎない意志として行動していくことで成長をすることができます。また、会議を経てなされる事業は、それを遂行すること自体や成功が全てではありません。事業後の検証として、今後のための参考となりより良い事業へと繋がる検証と報告書の作成は当然のこと、どういった想いで事業を立案し、計画や準備を行ったか、想いを伝播していく引継作業も重要です。そのために、会員一人ひとりが作り手の想いを尊重し、作り手だけではなく受け手も会議までに資料を読み込み、議案書の疑問点を理解することに努め、事業がより良くなるための質問や意見を考えて貢献していきましょう。会議にしっかりとコミットすることで事業に対して当事者意識を持ち、作り手の想いを実現するべく事業に取り組み、事業報告にて多角的な視点から様々な意見で議論ができるよう今後に活かせる場を形成します。

まだまだ未曾有な事態が起こりうるこれからの時代、新型コロナウイルス感染症を経験した我々として、事業の議案書を会議する場だけではなく、不測の事態が起こったときに早急に対応できる組織となるよう、会議を臨機応変に実施し、くわなのために貢献できる対応力豊かな会議体を目指します。

【三信条を実践する組織へ】

青年会議所には奉仕・修練・友情という三信条があります。この三信条があるからこそJCは発展と成長の機会を提供でき、まちをより良くする運動をつくることができます。社会を変えるにはまずは自分自身から変わり、身近なことから始めていかなければなりません。まず、各会員は身近な誰かのために奉仕してください。そして、自分なりに負荷をかけて誰かのためになれるよう自身の修練をしてください。修練とは辛いこともありますが乗り越えた先に喜びと楽しさがあり思い出が生まれます。思い出が積み重なるとそれが友情になります。友情の積み重ねは会員同士のより一層のつながりを生み、そのつながりの深さこそが青年会議所という組織の強固な基盤となり、大きなムーブメントへと繋がっていきます。

そのために、会員一人ひとりがあと一歩努力して歩み寄り、誰かのために行動し、行動してもらった側はそれを返すべくさらに行動し、その積み重ねをすべく一丸となって行動していきましょう。三信条の実践の積み重ねこそが我々をより成長させ、魅力あふれる組織へと生まれ変わるはずです。

【むすびに】

理事長として私が皆様にできることは、「うん、いける」といったシンプルで前向きな言葉により会員の皆様の背中を押して激励することだと考えています。頑張っている会員がいれば助けてあげよう、助けてあげられないのであればせめて一緒にいてあげよう、そのために皆が頑張ろう、そんな会員同士のつながりを生みたいと考えています。誰かのためにを一番に、任せた責任は私に。そのために私は、人を集め、誰よりも楽しみ、誰よりも前向きに情熱をもって行動していきます。皆さんに生きがいはありますでしょうか。私の生きがいは青年会議所運動です。青年会議所で育んだ時間と経験は人生の糧になります。「おもしろきこともなき世をおもしろく」 共に良い思い出を作り、面白い世を作っていきましょう。

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